私たちは「笑顔あふれる家づくり」をテーマに環境と健康に配慮した製品を扱っています。 アルコバレーノは1999年にインテリア商材を扱う会社として設立しました。インテリアの範囲を広げ、室内の空気環境を良くすることにも目を向け、当時流行っていた炭で室内の空気を浄化するようなこともいろいろ試してきました。
2001年6月、新宿オゾンで行われたリフォームセミナーに参加したことがきっかけで「抗酸化工法」「抗酸化溶液」なるものに出会いました。抗酸化工法の建物内では食品が腐らない、切れかけた蛍光灯がよみがえるなど、その当時は理解不能なこともありましたが、私は興味津々でした。
そして、改めて「住まいの空気環境の大切さ」を知り、この技術が世の中の役に立つなら広めていきたいと思いました。しかし、他人に伝えるにはデータも乏しく思うようにはいきませんでした。 2003年6月に協力者が現れました。今でも私たちの一番のお取引先であり、ご支援いただいている「株式会社竹屋」の磯貝社長(現会長)です。竹屋さんは茨城県龍ヶ崎市で創業100年を超える建材店の老舗です。磯貝社長はこの抗酸化工法にとても興味を持ってくださり、疑問に思われたことは直ぐに確認してきました。1~2か月やり取りが行われ、納得されて竹屋さんで取り扱っていただけることになりました。
そしてそこから抗酸化住宅ができていきました。あるお施主さんは長年睡眠導入剤がないと眠れなかったのに、この住宅では薬が不要になったと伺いました。また、多動性のお子さんに落ち着きがでたなど、他にも喜びの報告を沢山いただきました。
その後、良い空気環境で体を温める「抗酸化陶板浴」ができ、最初に磯貝社長に作っていただきました。オープン当初は「お医者様に見放された方に利用していただきたい」と発信され、多くの方が利用されて健康を取り戻していきました。 磯貝社長と一緒に仕事をさせていただき、私は本当に大切なことが何かを学びました。今は建材店をご子息に、陶板浴店は奥様に引き継がれていますが、他人を思いやる精神も一緒に引き継がれています。「抗酸化空間」はそこで暮らす人を穏やかにし、「抗酸化陶板浴」のほどよい温めは人々を健康に導きます。最初は不安そうだった方が笑顔に変わる。本当に素晴らしいことです。
現在、主に採用している抗酸化住宅では、山梨県南アルプス市の(有)住空間工房 小池社長に多大なご協力をいただきました。私たちが扱っている製品はお取引先様とご愛用者様によって広がっています。皆様のご協力のお陰で今があります。 これからも皆様のご期待に添えるように「人々の健康に役立つこと」を事業の中心に据えて取り組んで参ります。
2021年2月
株式会社アルコバレーノ
代表取締役 真木マリ