アルコバレーノの陶板ベッドが臨床試験の結果、クリニックでも温熱治療に使っていただけることになりました。
抗酸化陶板ベッドの臨床試験を奴(ぬ)久妻(くづま)先生(サーモセルクリニック五反田)に依頼しました。
2021年3月末~8月にかけて行われ、その試験結果は奴久妻先生や私たちの想像を超え、さらに自信を持ってお客様にお勧めできる内容でした。
そして、臨床試験が終わったら戻ってくるはずの陶板ベッドは、そのままサーモセルクリニックで温熱治療に使っていただけることになりました。
1.抗酸化陶板ベッド開発の経緯
抗酸化陶板浴を利用されて健康を回復された方が増え、口コミで評判になりましたが、営業店は限られていますので、陶板浴店に通えない方のために、ご自宅で手軽に「ほどよい温め」ができる製品として抗酸化陶板ベッドを開発しました。
3. 抗酸化陶板ベッドの臨床試験について
これまで、陶板ベッドについての効果を確認するにはご購入いただいた方々から寄せられたたくさんの感想がありましたが、データに基づく資料はありませんでした。
そこで、本年(2021年)3月末~8月にかけて臨床試験を陶板浴の会・りふれくらぶで顧問をお願いしていました奴(ぬ)久妻(くづま)先生(サーモセルクリニック五反田)に依頼致しましたところ快諾頂きました。
■依頼先:医療法人社団タイオン サーモセルクリニック:医学博士 奴久妻智代子(医療法人社団タイオン倫理審査委員会認証番号:TCC2020001)
■期 間:2021年3月26日~2021年8月3日
■被験者:31才~61才(平均年齢44.5才)男性2名、女性4名
■条 件:42℃~45℃に設定した陶板ベッドに30分間仰臥し、前後で以下の検査項目を測定した。
更に上記を週2回又は3回の頻度で3か月間継続し、前後の検査結果について比較検討した。
奴久妻先生ご指導の元下記の項目に関してデータを取りました。
① 体温(前額部表皮音、腋窩温、COREによる表皮温及び深部温)
② 血圧、脈拍、血中酸素飽和度(SpO2)
③ 白血球数
④ 白血球分画
⑤ 赤血球・血色素量・ヘマトクリット・血小板
⑥ 自律神経
⑦ ストレスチェック
●30分間の陶板ベッド浴により、深部体温(体の中心温度)や脈拍には変化を与えず、外殻温(体の表面温度)が上がって深部体温との差が小さくなりました。これは、体に負担をかけずに末梢の血流を促進したことを示します。
■陶板ベッド30分間の体温変化
・オレンジ:深部温 ・青:抹消温
- 一般的に体を加温し過ぎると血液中の水分が減って脱水を招く危険がありますが、陶板ベッドの適度な温めは、体の組織(細胞間質など)にある余分な水分を血管内へ移動させて血液中の液体成分を増やすため、適切な時間内であれば脱水の心配なく、安全に末梢の血流を改善することができることがわかりました。
- 30分間の陶板ベッド浴を週2~3回の頻度で3ヵ月間継続したところ、末梢の冷えを反映する外殻温が上昇し、外殻温と深部体温の差が試験前に比べて3ヵ月後では縮まりました。これは、末梢の血流が良くなって体全体の体温が上がったことを示し、体感的な冷えの改善とも一致しています。
- 血圧の数値は、高血圧の方では低下し低血圧の方では逆に上昇して、基準範囲に収まる傾向が認められました。
- 免疫にかかわる数値では、白血球中に占めるリンパ球の割合は高過ぎても低過ぎても問題で一定範囲にあることが望ましいとされますが、3カ月間の陶板ベッド浴により、数値が高過ぎる場合には下がり、低過ぎる場合には上がって、基準範囲内に収まる傾向がみられました。また、白血球中の好中球数とリンパ球数の比(NLR)も健康な方では一定範囲内にありますが、こちらも3ヵ月後には望ましい範囲に収束する傾向がみられました。
- 自律神経の活動度は年齢とともに下がりますが、1回の陶板ベッド浴前後で活動度が上がり、これを継続することで、アンケートによるストレスチェックでは3ヵ月後にストレスが軽減する傾向がみられました。
- 末梢の血流は亢進し、深部体温を基準範囲に維持したまま末梢の体温を上げ、体の熱分布を改善する作用をもたらすことがわかりました。
- ストレスに見舞われた時、体はストレスから身を守るように反応しますが、ストレス対応のトレーニングとしても陶板浴の温熱作用は有効と考えられました。
4.陶板浴室、陶板ベッドの利用について質疑、応答
Q1.陶板浴の頻度と回数は?
A1. 個人のお体の状態や目的によっても温めの頻度は違いますが、最初は短い時間でできるだけ毎日温め、体調をみながら徐々に1日の入浴時間を長くし、少しずつ間隔を空けていきます。
その後一定のペースで、最低3ヵ月間は続けましょう※。
※毎日 → 1日おき → 週に2回 → 週に1回
最初集中して利用した後、一定期間を開け、その後また集中して利用するケースもあります。温めは生涯にわたって必要です。お体に合う、長く続けられる温め手段を持っていることが大事です。
Q2.子どもや高齢者も入れますか?
A2. お入り頂けます。陶板浴前に十分な水分摂取の上、15分くらいの短い時間からお試し頂き、休憩を挟みながら徐々にトータルの入浴時間を増やしましょう。
Q3.妊娠中に入って大丈夫ですか?
A3. 大丈夫です。妊娠中は胎児の成長や免疫調整のために体温を高く保つ必要があり、前期のつわりや、後期の腰痛、血圧上昇などにもほどよい温めはおすすめです。妊活されている方にもおすすめです。
Q4.風邪を引いて熱が出るのと、陶板浴で体温が上がるのはどう違うの?
A4. 風邪のウイルスが体に侵入すると、白血球が発熱物質をつくり、その情報が脳に届いて脳は『発熱せよ』という指令を出します。体は筋肉を震わせるなどして自力で熱を上げるため、多くのエネルギーを消費し、疲労物質の産生も増えます。
一方、陶板浴は輻射熱を利用して体内の分子に熱を付与するため、体に負担をかけない優しい温め方です。
Q5.陶板浴の時は温まるけど、また元に戻ってしまうのでは?
A5. 温めには、 1回で得られる効果と継続することで得られる効果があります。1回の陶板浴で上がった体温は1時間ほどで元に戻りますが、陶板浴を繰り返し行うことで血管が開きやすくなり、エネルギーをつくる力が向上すると、基礎体温の上昇が期待できます。
Q6.陶板浴で免疫力は上がりますか?
A6. これまでの実験から、陶板浴には粘膜やお肌の一時バリアを含む自然免疫とリンパ球中心の獲得免疫の両方を底上げすることが期待されます。
『免疫が上がる』とは、『免疫が正しく働く』という意味です。
Q7.自分の免疫力を知る方法はありますか?
A7. 一般的には、白血球の数や白血球中に占めるリンパ球の割合が目安になります。リンパ球がしっかり働いているかどうか、その質を詳しく調べるための検査もあります。
ご自身では、表皮温や腋窩温、舌下温など、体のあちこちの体温測定によりその時の血流の良し悪しを推測し、免疫力を知る一助にしましょう。
Q8.免疫抑制剤服用中です。陶板浴で温めて免疫力を上げるのはマイナスでは?
A8. ほどよい温めはプラスです。ほどよい温めは、免疫が弱っている場合には強くし、免疫が暴走している場合には鎮静化する傾向があります。
『免疫力が上がる』ということは、『免疫が正しく働く』ということです。
Q9. 温めてはいけない人はいますか?
A9. 病気の急性増悪期、39℃前後の発熱がある場合、怪我の直後
出血がある場合(ただし、女性の生理中はお入り頂けます。)
思春期の女性は反応が敏感なので、滞在時間や頻度などは慎重に!
5.抗酸化陶板ベッドの体験をご希望の方
渋谷にあるアルコバレーノのショールームに置いてありますので、体験をご希望の方はご予約のうえ、お越しください。お洋服のままでご利用いただけます。
E-mail : メールでのお問合わせはこちら
TEL:03-3498-6577
6.陶板浴室、陶板ベッドの概略
適度な室内温度(42℃前後)床タイル温度(50℃弱)で、抗酸化空間に仕上がっているため、身体を芯から温め、呼吸や心拍に負荷が少なくリラックスできます。ご利用方法は、床のタイル面にバスタオルを敷き、浴衣に着替えて入ります。入浴時 間は個人差がありますが30分~40分程度で頑張って入らないことが大切です。
木製の枠に漆喰に豆乳乳酸菌発酵液を加えて圧縮して作られたタイルを敷き詰めています。タイルを温める熱源は遠赤外線波長(テラヘルツ)のカーボンヒーターを採用しております。表面にバスタオルや薄いベッドパッドなどを敷き、肌掛け布団や毛布を掛けて横になります。通常は沢山の汗はかきませんので、お洋服のままでも大丈夫です。
7.お客様の声
📧こんにちは😃陶板浴(ベッド)が届きました。😍電源を入れると直ぐにあたたまり、今の季節の中では、今までの陶板浴のようにとても気持ち良く横になる事ができました。🥰これから毎日楽しみです。ありがとうございました。是非ご家族で試しにいらして下さい。
京都府 K様
📧ずっと欲しかった陶板ベッドをコロナ流行を機に購入しました。
家族が毎日気軽に使えて、体調を整え免疫力を高められるように、思い切ってリビングに置きました。シンプルなデザインでインテリアにも馴染み、家族が交代で寝転がっています。
夏になってからは、いつもより少しだけ温度を下げて使用すると、いつの間にか眠ってしまうほど快適で、体が楽になります。
思い切って購入して良かったと本当に喜んでいます。
東京都 Y様
📧・体調に合わせて温度調節ができることがとても良い。
・血流が良くなるのでエステの前後に使っていただくと相乗効果を感じる。
・疲れているときは体力が回復するように思う。
・操作やメンテナンスが簡単で良い。
東京都 エステサロンオーナー
📧夜、前に陶板に寝ています。
胃腸の調子がよくなり、胃もたれ改善、便通がスムーズです。
毎年夏バテするのですが、今年は陶板のおかげで元気に夏をのりきりました。
毎朝目覚めのとき体が軽いです。
東京都 I様
📧陶板浴(ベッド)は、体の芯まで温まる感じで、汗がジワっと出てきます。
全身がゆったりとほぐれてとても気持ちが良いです。
夜も熟睡できるようになりました!
東京都 女性
📧僕は昔から心がデリケートなため、穏やかな気持ちや落ちついた気持ちでいることがあまりありませんでした。それを知った友人のすすめで陶板ベッド浴を始めたところ、利用したその日から心も体もリラックスすることができ、気持ちよく起きることができた朝の目覚めのような感覚になることができました。また、不眠の症状が少しあったのですが、かなり改善することができ、すぐに寝ることができるようになりました。周りの人からも陶板ベッド浴をした次の日などは「なんか若返った」と言われることもあり、そのような効果も目の見えない部分であるのかなと思いました。今は1週間に1回1時間程度利用して、体の状態をキープするようにしています。
東京都 W様